日揮Eco*Ten7・2点(下)一瞬の奢りが盤石の牙城を砂上の楼閣に 強さを守る自身への厳しい視線
日揮は総合エンジニアリング会社として多くの技術や人材を集め、一つのコンビナートを構築します。綿密に設計し、長い歳月を重ねて施工する長期プロジェクトがほとんど。個性的な演奏者を集めて交響曲を演奏する指揮者のようなものです。 だからでしょうか。日揮といえば、最初に思い浮かぶ人物がいます。重久吉
日揮は総合エンジニアリング会社として多くの技術や人材を集め、一つのコンビナートを構築します。綿密に設計し、長い歳月を重ねて施工する長期プロジェクトがほとんど。個性的な演奏者を集めて交響曲を演奏する指揮者のようなものです。 だからでしょうか。日揮といえば、最初に思い浮かぶ人物がいます。重久吉
エンジニアリング会社の日揮をEco*Tenします。 環境経営の評価が難しい企業のひとつです。なにしろ石油・ガスなどエネルギーの資源開発に深く関わっているだけに、環境破壊・汚染はもちろん、CO2など温暖化ガス排出に対する批判は日常茶飯事。多くの批判などにどう答えるのか。万が一にも環境破壊・汚
お正月明け、驚く経験をしました。毎日散歩に履く靴の底がすり減ってしまい、新年を機会に買い換えることにしました。駅前の大手スーパー内にテナントとして入居している有名靴チェーンに初売りキャンペーンも期待して向かいました。ドイツの人気ブランドでありながら、外見がちょっと小太りなせいか、大幅な割引価格。靴
かつてのキーエンスを彷彿しました。日本電産です。環境、ESGなどを説明する経営計画をホームページで眺めていた時でした。 日本電産は、言うまでもなく日本を代表する高収益企業。創業者の永守重信さんは株式投資家ならほとんどの人が注目している人物です。彼の一言が日経平均を動かすと言われました。事実
川崎重工業の環境経営度をEco*Tenします。 三菱重工業、IHIと並ぶ日本を代表する機械メーカーです。明治から始まった近代日本への転進を実現するうえで、欠かせない造船、生産機械、航空機、自動車など数えきれない生産品目を手掛け、日本経済の基盤を支えてきました。中高生の頃には、第二次世界大戦
2023年はESG、GXの冠を載せた新しい債券が大量に発行されそうです。まず国債。政府は脱炭素を目的にした「GX経済移行債」が1・6兆円分を発行されるそうです。2023年度当初予算で5000億円を予定ししていましたが、22年度第2次補正予算でも盛り込まれた脱炭素事業のうち1・1兆円分を加えることが
群馬県日光市足尾町に博物館があります。江戸時代から日本有数の銅山として日本経済を支え続けた足尾銅山の歴史と数多くの逸話が紹介、展示されていま。産出する銅は鋳造されて「寛永通宝」となって江戸時代の経済を、明治以降は日本が進めた富国強兵を支えました。江戸の通貨、明治の富国強兵を支える
新人記者のころ、「企業城下町」という言葉をどう捉えて良いのか迷ったことがあります。多くの企業、地域を取材しながら答を探しましたが、今でもまだ迷路の出口を見つけ出すことができません。ただ、過ちは正さなければいけないのは確信しています。企業城下町をどう捉えるのか 東京に本社を構える大企業が地方
政府は原子力発電所の推進にカジを切りました。2011年の東日本大震災以降、福島第一原発事故の収束に精力を使い、原発の新増設や再稼働は事実上凍結されていました。12年後の日本のエネルギー事情は、剣ヶ峰に立たされています。剣ヶ峰のエネルギー事情だから・・・ 地球温暖化に向けたカーボンニュートラ
ユニコーンは寓話の世界で額中央に一本の角を持つ馬に似た獣として登場します。経済の世界では将来性豊かなベンチャー企業の別名として使われていますが、日本ではそんなに馴染み深い言葉ではありません。あまり登場しませんから。米国メジャーリーグの「大谷翔平」みたいな存在ですね。誰もが憧れ、不可能と信じられてい