「セミしぐれ」を残す自信がありますか?都市の農地、樹木は消え続ける

 宮城県の秋保温泉に近いキャンプ場で家族とテントを張って宿泊した時です。前夜はまだ小さい息子と一緒にBBQを楽しみ、真っ赤に焼けた炭の残り火で温めたお湯を焼酎に継ぎ足し、そして継ぎ足して気持ち良く酔って寝ました。翌朝、突然の大音量に目を覚めました。森中のセミが一斉に鳴き始めたのです。朝5時ごろ、夜明

JurassicWorldと共生できるか、それとも人類がJurassicWorldになるのか

はたして、地球を支配するのは人類か、恐竜か、それとも共存を選ぶのか・・・。シリーズの壮大なる終焉を見届けよ(ジュラシック・ワールド/新たなる支配者のパフレットから) というわけで、映画を見てきました。小学生の時に恐竜にハマって以来、ゴジラ、モスラの映画とともに地球と生物の世界観を養ってきました。

環境農家とESG・SDGs 環境を日本語で考える力 英語で考える力

 環境農家という文字に軽い衝撃を覚えました。これまで何度も目にしていてもおかしくないはずです。にもかかわらず、あるテレビのドキュメンタリー番組で登場した人物が「環境農家」のタイトルで紹介された時、意表を突かれた思いでした。漢字4文字の重みを痛感 日本語の強さを改めて痛感しました。たった4文字

企業のESG度を測るインパクト指標「見える化」が見えない落とし穴に嵌る 知らず知らず銀河の彼方へ

 経団連が活用を呼びかけている「インパクト指標」を改めて理解しようと試みました。途方に暮れました。 きっかけは経済・金融情報サービスのブルームバーグから届いた1通のメール。2022年6月に企業と投資家の対話に活用するよう提案した「経団連のインパクト指標」。この指標84項目のうち9項目でブルー

ディスコ Eco*Ten 10満点の8・0点 SDGsの総花的な贅肉を削ぎ、強い分野をより研磨する

 半導体の精密加工メーカーのディスコをEco*Tenしてみます。 創業は第二次世界大戦前の1937年。砥石の技術をもとに事業化しました。呉市は日本帝国海軍の本拠地で、戦艦大和を建造した造船所が今も健在です。余談ですが、大和を建造した大型機械が元気に動きているのを見た時は、日本の製造業の凄みに

キーエンス Eco*Ten は10点満点の6・5点 環境は身の丈に合わせて努力

 高収益企業の代表選手であるキーエンスを評価してみます。事業そのものはセンサーを軸にした自動制御技術を中心に事業を拡大している日本でもトップクラスの優良企業です。Eco*Tenの簡素な評点に異論を持つかもしれませんが、欧米の債券格付け会社を真似て勝手格付けに挑みます。 キーエンスの業績はずば

COP26  既視感ある結末 脚本通り? 「京都議定書」「パリ協定」は最後の一葉

  COP26が終幕しました。2021年11月の開幕当初に指摘しましたが、主要国代表が変革に挑む姿勢を強調する演技が目立つ一方、議論の中身に新鮮さが感じられませんでした。個人的には既視感のある国際会議と同じ風景と重なり、そのまま冷めて眺めていましたのでその結末にも驚きはありません。 なにしろ

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