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Eco*nomy

国のジェネリック普及 効能は先発薬と同じでも、供給力と信頼はまだ後発のまま

 「ジェネリックというけれど、実際に使うまで必要ないろいろなことを考えると手間がかかり、割安じゃないんだよね」。もう10年以上も高血圧の治療でお世話になっている医師が選ばない理由を話し始めました。「いろいろなことを考えると、割安じゃない」と医師 健康保険組合から時々「あなたが使っている高血圧

Eco*nomy

パリ・シャンゼリゼは緑増やし、人が回帰する街に 神宮外苑前は緑の回廊から高層ビルの街へ

 パリのシャンゼリゼ大通りが様変わりします。凱旋門からコンコルド広場までの1880メートルの街区は世界で最も美しいとフランス人が自慢する世界の観光名所です。しかし、現在は観光客と車で溢れ、パリ市民には遠い存在になってしまいました。パリ市は市民が再び気軽に立ち寄る空間に戻すため、車線を半減して車の通行

Eco*Ten

環境省 霞ヶ関の病に侵され、水俣の声が聞こえず Eco*Ten 零点 

  環境庁の事実上の初代長官の大武武一さんは「正義の味方 月光仮面」と呼ばれました。ところが、現在の大臣は水俣病の声を聞こうとしない。きっと環境政策の実践についても自身の志がないのでしょう。環境相が大臣ポストの一つに過ぎないことを改めて痛感しました。とても残念です。5月1日に水俣病は確認され

ESG・SDGsと企業経営

Wework、ビッグモーター、WECARS さて問題です、グッドカンパニーはどれ?

 社名に驚きました。「WECARS」。思わずWeworkを連想してしまいました。継承する事業はビッグモーターから買収です。Wework、ビッグモーターそれぞれが突きつけたコンプライアンス、ガバナンスの問題を背負う新会社が「WECARS」と命名するとは!。事業継承と債務支払いを分離して再スター

ESG・SDGsと企業経営

三井不動産「街と人の外苑」よりも「明治神宮の内苑」を最優先

 東京の再開発の中でも異例の注目を集めている明治神宮外苑。神宮外苑の象徴であるイチョウ並木など自然が残された景観が高層ビルの建設などで大きく変わるため、再開発に対し疑問視する声が広がり、多くの著名人、メディアを交えて再開発事業のあり方が議論されています。「樹木の伐採」の見出しだけが飛び交う時もあって

Eco*nomy

女性の「ガラスの天井」は世界第3位 大企業と中小企業、東京と地方の格差が足かせに

 日本の女性の地位が国際基準で見ると、かなり低い。こういう結果を聞いても、驚かなくなってきました。この鈍感さが決して良いとは思えませんが、毎年さまざまなメディアやシンクタンクが公表する指標が念押しします。直近ではエコノミストの「ガラス天井指数」。日本はOECD29カ国のうち27位。最下位から数えて3

ESG・SDGsと企業経営

再生ファンドの主宰者が学校経営 尻すぼみのESG・SDGs投資を活性化する試金石になるかも

 企業の経営再建をめぐる話題を見ていると、投資ファンドが当然のように登場します。最近では名門企業の東芝がファンドのてのひらでコマのようにくるくる回され、その惨状をみて悲しい思いをしました。新興企業でいえば、ビッグモーターでしょうか。損保ジャパンのトップ辞任にまで発展した自動車保険金の不正請求事案を引

Eco*nomy

フランスの「助け合い商店」 貧富の格差を住民同士が互いに補完

  日本の小売業でも始まる未来を見た気がしました。NHKニュースで紹介されたフランスの「助け合い商店」です。仕組みはそんなに難しくありません。同じ商品に価格が3種類設定され、値札は「安い」「標準」「助け合い」。通常の定価は「標準」に相当するのでしょうか。商品を購入する消費者はそれぞれ自らの所得に応じ

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