PROJECT

ESG・SDGsと企業経営

マイクロソフト 核融合発電の米スタートアップから電力購入 夢が現実に、それとも夢幻

 久しぶりに面白いニュース記事を見つけました。米国のマイクロソフトが核融合発電の米スタートアップ企業から電力を購入する契約を結んだそうです。地上で太陽を創造することに等しいといわれる核融合。地球温暖化を招くCO2を排出せずに膨大な電力を生み出す究極のエネルギーです。日本はじめ世界で研究開発しているに

Eco*nomy

G7環境相会議を考える③プラスチック汚染 出遅れの日本、リサイクルなど仕切り直しへ

 第3回はプラスチック汚染。ペットボトルや簡易トレーなど日常生活で欠かせないプラスチック製品が対象になりますが、日本はゴミの分別が進んでいるので、プラスチック汚染は他国に比べて対応が早いと考えていました。全くの勘違いでした。「日本はリサイクル先進国」は全くの勘違い 日本が再利用してい

Eco*nomy

G7環境相会議を考える②地球温暖化の息遣いを伝える先住民とどう向き合う

 第2回は「先住民」。4月に札幌市で開催したG7の気候・エネルギー環境大臣会合で発表したコミュニケで「先住民」は議論され、採択されましたが、多くのメディアはCO2などの脱炭素、天然ガスの段階的な廃止に注目し、残念ながら先住民の問題はあまり触れられていません。世界の関心を考えれば致し方がないと納得しま

Eco*nomy

三菱商事、ブラックロック、相次ぐ脱炭素ファンド、注目度は抜群 でも目利きは大事

 三菱商事が三菱UFJ銀行などとともに、脱炭素化につながる技術を持つスタートアップ企業などに投資します。投資規模は日本国内で最大規模となる10億ドル。その直後に世界最大の投資会社、米国のブラックロックも新しい投資商品を立ち上げ、東京証券取引所に上場すると発表しました。元ブラックロックの専門家

Eco*nomy

G7環境相会議を考える①国際政治の舞台から降りて、実行する時(長い口上から)

 国際会議を取材していると、ふと疑問に囚われます。会議で決まった結論は報道する価値はあるが、本当に実行されるのか。囃し立てて終わるだけか。あるいは「総論賛成、各論反対」「本音と建前」が入り乱れ、決裂するより何かしらの決議がまとまる方がマシ。とにかく第一歩。国際政治は清濁合わせ飲んで前進するのが常識だ

ESG・SDGsと企業経営

明治神宮外苑の再開発が問う 新たな蘇りか、あるいは100年の記憶の継承か消去か

 明治神宮外苑の再開発を巡る動きが活発です。有名ないちょう並木、明治天皇の功績を描いた絵画が展示される聖徳記念絵画館などを中心にした地域は、すぐそばに国立競技場、ラグビー場、野球場、さらに東京・青山という華やかな街並みが近いこともあっていつも多くの人で賑わっています。坂本龍一さんの手紙を機に高ま

Eco*nomy

フィンランド 世界最大級の原発を稼働 なぜ実現できたのか 日本が学ぶことは?

 2023年4月中旬、フィンランドで出力160万キロワットの原子力発電所が稼働しました。発電能力は世界最大級です。欧州はドイツが脱原発に進んでおり、原発アレルギーが強いと思われがちですが、フランスが原発を発電源の主軸にするなど前向きの国々があります。それでもフィンランドの原発は欧州で15年ぶり。なぜ

TOP